特定健診
特定健診とは
特定健診は、内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)を見つけて発症を防ぐための健診であり、結果次第で特定保健指導のご案内が送付されます。
特定健診は加入している健康保険組合等(医療保険者)が40~74歳の方に向けて行うというルールがあります。
このようなルールがあるため、岐阜市の国民健康保険に加入している方だけが岐阜市で特定健診を受けられます。受診できる方に1年に一度ご案内を送らせて頂きます。
岐阜市の国民健康保険とは別の健康保険に加入している場合やそのご家族の方は、健康保険組合などの医療保険者にお尋ねください。
検査項目
特定健診
- 尿検査(尿潜血、尿タンパク、尿糖)
- 腎機能検査(eGFR、クレアチニン)
- 尿酸検査(尿酸)
- アルブミン(栄養状態チェック)
- 血糖検査(HbA1c、血糖)
- 肝機能検査(γ-GTP(γ-GT)、GPT(ALT)、GOT(AST))
- 脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪)
- 血圧測定
- 身体診察(理学的所見)
- 身体計測(腹囲、BMI、体重、身長)
すこやか健診
すこやか健診は、特定健診に基づいて後期高齢者に向けて実施する健診です。
- 尿検査(尿潜血、尿タンパク、尿糖)
- 腎機能検査(eGFR、クレアチニン)
- 貧血検査(ヘマトクリット、血色素量、赤血球数)
- アルブミン(栄養状態チェック)
- 血糖検査(HbA1c)
- 肝機能検査(γ-GTP(γ-GT)、GPT(ALT)、GOT(AST))
- 脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪)
- 血圧測定
- 身体診察(理学的所見)
- 身体計測(腹囲、BMI、体重、身長)
予約方法
健康診断も通常の診療と同じように予約をお取り頂きます。お電話(058-242-9933)かインターネットから予約をお取りください。当日もご予約頂けます。
健康診断にかかる時間の目安は30分~1時間です。
午前の診療時間は混雑しがちですが、午後の診療時間はそれほどお待ち頂かずに行えます。
検査項目を増やしたり減らしたりするのもご相談ください。
検査当日の注意事項
血液検査を行う方は、午後に来院される方はお昼ご飯を食べずに、午前中にお越しになる方は朝ご飯を食べないようにお願いいたします。
糖質が入っていないお茶やお水はお好きなだけ飲んでも問題ありません。
また、タイツやストッキング、ワンピースでのご来院はご遠慮ください。コンタクトや眼鏡を使用中の場合は身につけるかお持ちください。
尿検査を行う方は来院直前に排尿しないようにしましょう。
結果のお渡し
すこやか健診や特定健診は行政が対応するため、結果をお伝えするのに1ヶ月ほど要します。
費用
対象年齢 | 実施期間 | 自己負担額 | |
特定健診 (社会保険) |
40歳~74歳 | 4月~翌年3月 | 保険組合毎に自己負担額は異なります |
特定健診 (国民健康保険) |
40歳~74歳 | 6月~10月 | 800円 (山県市は無料) |
すこやか健診 (後期高齢者) |
75歳 以上 | 9月~11月 | 500円 |
がん検診
がん検診とは
国内では約50%の方ががんを発症し、約33%の方ががんで命を奪われます。
特に65歳以上の方の半数の方の死亡理由ががんです。がんで命を落とさないようにするには、がんを発症させないことが大切です。
運動や食生活、タバコによってがんを発症する場合も多いため、生活習慣を見直すことが重要です。
また、症状が現れていない時点でがん検診を受ければ、まだ早い段階でのがんを見つけられる可能性があがり、的確な治療を受けることでかなりの高確率で完治できるようになってきています。
一定期間ごとにがん検診を受けて命を守るようにしましょう。
最近では医療技術が進んできており、早い段階のがんは手術などで切除できます。
死因のうちがんが最も多いのは男性女性でそれぞれ60歳後半、50歳前半であり、これ以上歳をとると少なくなっていきます。
がん検診をうけてがんを早い段階で見つけてできるだけ早く治療しましょう。
当院で行うがん検診
胃がん
ピロリ菌検査
大腸がん
便潜血検査
前立腺がん
血液検査:PSA