将来起こりうる健康問題の予防
外来診療とは外来で提供されているあらゆる医療ケアを指します。
その目的は「現在ある疾患の治療」と「将来起こりうる健康問題の予防」です。
最近の医療の進歩により、がん・心臓病・脳卒中・肺炎など多くの病気が予防できるようになりました。
予防は一次予防・二次予防・三次予防に分けられます。
一次予防とは病気にならないようにすること。
・予防接種でインフルエンザと肺炎を予防します。
全年齢が毎年10月にインフルエンザワクチン、65歳を超えたら肺炎球菌ワクチン。
・肥満であれば、食事や運動を見直して減量することで動脈硬化やがんを予防します。
個別の目標を立てるなどの減量支援。
・喫煙者であれば、禁煙することで動脈硬化やがんを予防します。
チャンピックス内服による禁煙治療。
・ピロリ菌陽性であれば、除菌することで胃がんを予防します。
ランサップ内服による除菌治療。
二次予防とは早めに病気を見つけること。
・健康診断で動脈硬化の危険を確認します。
高血圧・脂質異常・糖尿病に関する身体計測と血液検査を行う特定健診・すこやか健診。
・がん検診で治癒可能ながんを確認します。
大腸がんに便潜血、前立腺がんにPSA、乳がんに乳腺撮影、子宮がんにPapスメア。
三次予防とは病気の合併症を防ぐこと。
・高血圧・脂質異常・糖尿病をコントロールして、それらの合併症である心筋梗塞や脳梗塞を予防します。
当院は総合的な健康管理であなたとご家族を病気からお守りいたします。
2015.04.07 | ブログ | コメントはまだありません