肺炎球菌ワクチンの定期接種化における岐阜市独自の助成対象者
平成26年10月1日から高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンが定期接種となりました。
予防接種には定期接種と任意接種の2種類があります。
定期接種:対象年齢の接種費用には公費助成が行われる。
任意接種:被接種者の自由意思による接種。
国が定めた対象者は下記の通りです。
(1)65・70・75・80・85・90・95・100歳となる方および101歳以上の方
(2)60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方
岐阜市独自の対象者は下記の通りです。
岐阜市に住民登録があり、
(1)平成27年3月31日までに65歳以上となる人(昭和25年4月1日以前に生まれた人)
(2)60歳以上65歳未満で、心臓、腎臓、呼吸器の機能障害またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障害があり、身体障害者手帳1級に相当する人
すなわち、岐阜市は65歳以上であれば5歳毎の節目の年齢になるのを待つことなく何歳の方でも助成してくれます。
肺炎球菌ワクチン製薬会社の担当者様にお聞きしたところ、このような自治体独自の助成を行うのは岐阜県内では岐阜市のみだそうです。
肺炎球菌ワクチンの定期接種化を伝えるテレビCMを見たという方々から頻繁に質問をいただいています。
多くの方に有益な情報だと考えてこのたびブログ記事にしました。
助成開始後まもないですが大変な反響で、既に多くの方が当院で接種されています。
参考までに、当院ではインフルエンザワクチンは翌年春まで在庫を欠かさず予約なしでいつでも接種させていただいています。
一方、今回記事に取り上げた肺炎球菌ワクチンは取り寄せが必要なため電話での予約をお願いしています。
接種回数:1回
接種費用:自己負担4,000円を医療機関の窓口で支払(生活保護世帯の人は無料)
持ち物:氏名・住所・年齢が確認できるもの(健康保険証など)
2014.10.21 | ブログ|コメントはまだありません